『西式健康法』
ちょっと訳あって江戸初期の禅僧「乞食桃水」についてウェブで調べていたのですが、「乞食桃水」の話しはまた次にして、その中で、《FAS協会:大籔利男「愚直なるもの」》という見出しが目に留まりました。FAS協会というのは、久松真一が昭和19年に禅の修業を通じた実践的、主体的学問の場として京都大学に開いた「京都大学学道道場」を前身として今も「座禅と論究」の場として活動を続けている団体です。そんな関係もあって、大籔利男さんの「愚直なるもの」という文章に目を通しました。「愚直なるもの」は、筆者ご自身が辿ってきた悩みや苦しみについて語られた文章で、「愚直なるもの」というタイトルと同様に、筆者の純な面影が垣間見え、飾り気のないよい文章だと思いました。自分自身の在り方や生き方に何の疑問も悩みも抱えず、出世したり金さえ儲かればそれで幸せに生きていけるようなお人にはまったく興味は向かないでしょうが、そうではなく、自分自身に向き合って正直にまじめに生きようとする人を認めることができる人、特に、現在、自分自身に苦しんで悩みを抱えている人、または精神病の治療法で悩んでいる人は一読されたらよいかもしれません。大籔利男さんご自身の体験談として、『西式健康法』というのが出てきて、ちょっと興味をそそられかもしれません。
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