心と体

『西式健康法』

ちょっと訳あって江戸初期の禅僧「乞食桃水」についてウェブで調べていたのですが、「乞食桃水」の話しはまた次にして、その中で、《FAS協会:大籔利男「愚直なるもの」》という見出しが目に留まりました。FAS協会というのは、久松真一が昭和19年に禅の修業を通じた実践的、主体的学問の場として京都大学に開いた「京都大学学道道場」を前身として今も「座禅と論究」の場として活動を続けている団体です。そんな関係もあって、大籔利男さんの「愚直なるもの」という文章に目を通しました。「愚直なるもの」は、筆者ご自身が辿ってきた悩みや苦しみについて語られた文章で、「愚直なるもの」というタイトルと同様に、筆者の純な面影が垣間見え、飾り気のないよい文章だと思いました。自分自身の在り方や生き方に何の疑問も悩みも抱えず、出世したり金さえ儲かればそれで幸せに生きていけるようなお人にはまったく興味は向かないでしょうが、そうではなく、自分自身に向き合って正直にまじめに生きようとする人を認めることができる人、特に、現在、自分自身に苦しんで悩みを抱えている人、または精神病の治療法で悩んでいる人は一読されたらよいかもしれません。大籔利男さんご自身の体験談として、『西式健康法』というのが出てきて、ちょっと興味をそそられかもしれません。

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今日の所感

今日は土曜日、スタッフは誰もいません。
一階のギャラリーは閉めておこうかと思ったのですが、ひょとして、「この絵ください」なんてお客さんが来るかもしれませんので一応開けておきました。
これから、ぼちぼち、調べ物をしたり、HP用の文書を作ったりして一日が過ぎていく予定です。一件荷造りして送らないといけませんが、まあ、今日はのんびりしています。
普段は出張も多く、忙しい日もあり、休みらしい休みは月に一日か二日しかありませんが、今日のような一日は仕事をしながらも、こころの休憩になります。                                      私は、根がどっしりしない性格なので、忙しいと気持ちもバタバタとしてしまいますが、どんなときでも気持ちだけはゆったりして日々暮らしていたいものです。

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われわれの敵は税務署ばかりに御座なく候。

これは私自身の実感なのですが、所謂厄年、42歳前後になると、急に体が劣ってきたというように感じませんか。私は、母親が38歳で胃ガンで死んでいるので(祖父も祖母も叔父も胃ガンで死亡)、35歳頃から、ほぼ毎年胃の検査をしています。自分の健康上の最大の要所は消化器系にあるとふんでいたのです。しかし、40歳頃に〈中心性漿液性脈絡網膜症〉という眼の病気になり、それは右目の見にくさとなって後遺症が残りました。さらに44歳頃に脳梗塞の前兆でもある〈一過性脳虚血発作(TIA)〉になり、つい最近は、首筋に痼りができ、悪性リンパ腫を疑って精密検査を受けました。これは、良性の腫瘍のようでしたが、こんな具合で、いつのまにやら浅学の医学知識がひろがり、友人達からは赤ひげ先生のごとく揶揄される次第です。そんなことで、こと健康問題についての話題は事欠きませんが、それはともかく、私と同じ自営業者のみなさま、われわれの敵は税務署ばかりでは御座なく候。最も警戒すべきは我が健康と肝に銘じて、自発的健康管理に怠りなく。

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天気の良い日に陰干しを

先日、滋賀県のある小学校から額の修理を依頼され、その額が長さが3メートル近くもあるので、直接引き取りに行ってきました。わたしは基本的に車の運転が嫌いで多少億劫な気持ちを引きずって出発したのですが、名神高速から北陸道に入り、木之元インターで降りて、琵琶湖を迂回するように車を走らせると、あるところで、琵琶湖を見下ろすように視界が開けてきて、瀬戸内の海辺でも走っているような、のどかな美しい光景が目の前に広がってきました。わたしは、久しぶりの気持ちのよさというか、清涼感のようなものが、こころを満たしてくるように感じました。今、インターネットが普及し、わたし自身の生活も、ネット上でのあらたな競争のなかで日々忙しさを増しています。チャップリンのモダン・タイムスではありませんが、情報化社会という歯車が早く回れば回るほど、時間の無駄がなくなって、息つく暇がない。気がついてみれば情報化社会に呑み込まれてしまって、何が人間として幸せなのか見失ってしまう。時には、スイッチを切って、こんなのどかなところで、こころの陰干しでもしないと、掛け軸と同じようにこころの中にカビがはえてしまうかもしれません。みなさんも、梅雨が明けたら、天気の良い日に陰干しをして、カビがはえないように注意してくださいね。

掛け軸の修理、しみ抜きは長良川画廊直営表具工房、長良川工房へご相談下さい。

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