スポーツ

「とどかなかったメダル~星野監督が語る北京での戦い~」

昨晩、NHKのスポーツ大陸「とどかなかったメダル~星野監督が語る北京での戦い~」を見ました。わたしは、平素、一応美術商として、美術の魅力について偉そうに語っているのですが、本心を言えば、美術よりも、スポーツの世界のほうが好きだし、学ぶことも、感動することも多いですね。星野監督が「へぼ監督」であるかどうか、敗因はどこにあったのかで、わいわいがやがややるのも楽しいですが、勝負ですから、惨めな結果になることだって当然あるわけです。勝負には、勝ちの味もあれば、負けの味もある。そのどちらの味も味わってこそ、スポーツを見る楽しさがあるのです。そういう意味では、今回の野球は、サッカーの「ドーハの悲劇」には遠く及びませんが、番組の中で、球場を去る三宅スコアラーの後ろ姿は、なかなか味わい深いものでした。

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野茂英雄投手

「僕の場合は悔いが残る」と言って、野茂英雄投手が現役を引退した。
私は、世の中に野茂英雄のような存在がいるということの、意味というか価値はもの凄く大きいと感じます。ある意味で人間の在り方の指針になるような存在感を野茂英雄は持っていた。そういう意味で野茂英雄投手の現役引退はもの凄く寂しいし惜しい。野茂英雄という人は多くを語らない。語らなくても全身が自分の存在を強烈に主張している。彼にとって大切なことは、真の職人が、ひたすら寡黙にその技術を修練させる存在であることと同様に、純粋に技術の高さを競う野球の世界で自分自身の存在を確認することに他ならなかた。彼に、社会がその保身や偽善や金儲けのために作ったインチキなルールは通用しない。野茂英雄は真に野球をする存在として、自分をむき出しにして最初から最後まで野球のなかに生きた。(もちろん戦いながら) しかし、スポーツの世界は哀しい。体力の衰えはいかんともしがたい。野茂英雄はついに引退した。

これほどすがすがしいプレイヤーを私は他にしらない。

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