小沢一郎と日本の国際貢献①
わたしは、昔から小沢一郎が嫌いではなく、小沢一郎という政治家は、政治家のなかではめずらしく〈普通の言葉〉が話せる人という印象があります。〈普通の言葉〉というのは説明が難しいですが、作為があまりないというか、外に向かって自分を表現しようとして言葉を発しているというか、うまくいえませんが、聞いていて、その人を感じられるということなんです。小沢一郎が持論を述べた「日本改造計画」という本も、この本が店頭に並んで直ぐに読みましたが、共感することも多いし、正しいことしか書いていないと思いました。さて、先日の大連立辞任騒動も一息ついて、わたしは今も小沢一郎の民主党が政権を担って欲しいと思います。しかし、正しいことが正しいとは限らないわけです。正しくとも間違った選択だということがあると思うのです。それは、小沢一郎のいう国際貢献のあり方と恒久法の制定への動きについてです。日本は国際社会の一員として、国際平和への責任を負わなければならない。そして、それについては国連が中心になって議論をし、国連の同意による、国連の活動としての自衛隊の海外派遣を法制化しなければならない。これは、いかにも正しく、立派な人間の振るまいのように思えます。小沢一郎先生が吉田松陰先生になって、正しい道には困難もある、嫌でも引き受けなければならぬこともある、そのためには命を投げ出す覚悟も必要なのだといっているわけです。しかし、しかしです、しかしそれは正しくとも、日本にとって間違った選択だとわたしは今後論考を進めたいのであります。
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